昭和電工で「ホスゲン」また流出、けが人は

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昭和電工で「ホスゲン」また流出、けが人はなし…会津若松
８月にも発生、対応改善されていないのでは

昭和電工で「ホスゲン」また流出、けが人はなし…会津若松
11月15日15時30分配信 読売新聞


　１５日午後１時３０分頃、福島県会津若松市河東町東長原の「昭和電工」東長原事業所の工場で、有毒ガス「ホスゲン」が漏出したと、同事業所から１１０番があった。

　会津若松署によると、ガス漏れは、ホスゲン製造所付近で発生。けが人はなかった。同署で近く実況見分し、原因を調べる。同事業所は８月にもホスゲンの漏出事故を起こしていた。

　会津若松地方広域消防本部や同事業所によると、１５日午後１時２０分頃、製造所内外のガス濃度測定警報機のアラームが鳴り、漏出が判明。製造所外部にも漏出した可能性があるという。午後３時頃にはガス濃度はゼロになった。原因について同事業所は「調査中」としている。

　８月の事故では従業員ら計１７人が病院で治療を受け、うち２人が入院。１０月３０日に県から使用再開の許可を受けたばかりだった。